農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ニンニクの後作におすすめの野菜をご案内いたします。
木嶋先生が紹介されている後作の野菜は、ニンニクを収穫したあと ウネを耕さず、すぐに植え付けることが出来るため おすすめです。
前作のニンニクの特性が活かされ、後作野菜の生育が促進する効果があると言われていますので、参考になさってください。
ニンニクの後作におすすめの野菜一覧
ニンニクの後作におすすめの野菜
分類 | 作物 |
アオイ科 | オクラ |
ウリ科 | カボチャ |
地這いキュウリ | |
ゴーヤ | |
ナス科 | 秋ナス |
ヒユ科 | ホウレンソウ |
ニンニクの後作におすすめの野菜「オクラ」
メリット1「病気の発生が抑えられ、旺盛に育つ効果」
ニンニクは、ネギ属の中でも根が深い野菜です。
ニンニクの後にオクラを栽培しますと、ニンニクの根の跡を利用して、オクラは根を深く伸ばすことが出来ます。
オクラは直根タイプの野菜で、生育初期に深くしっかり根を伸ばすことで、後々の生育が良くなります。
またニンニクの収穫後の土は、有機物や肥料が利用されずに多く残りますので、オクラ用に元肥を入れずにすぐに種をまいてもよく育ちます。
メリット2「ニンニクの根がオクラの肥料分に」
※ 畑に残したニンニクの根
ニンニクを掘り上げて収穫しますと、ニンニクの球から根が切れて根っこのほとんどが土の中に残りますが、オクラの肥料分になりますので土の中に残しておきましょう。
わが家は、ニンニクを収穫した時に、その場で根を切り ウネに残します。
ニンニクの後作「オクラ」の栽培ポイント
ニンニクの収穫前に、オクラを種まきしてもOK
木嶋先生は、ニンニクを収穫する前に、オクラの種をまいてしまっても構いませんと、紹介されています。
地域によって前後しますが、オクラの種まきの時期は 5月上旬~6月上旬です。
ニンニクの条間などを利用して種をまき、オクラの本葉2~3枚で間引きするまでにニンニクを収穫しましょう。
オクラの品種選び
オクラの品種は問いません。
ニンニク収穫後の土づくり
ニンニクを収穫したあと、ウネを耕さずにそのまま利用することが出来ます。
たい肥や元肥を入れなくてもオクラはよく育ちます。
オクラの種まき
オクラは1株で育てるより、一か所に種を4~5粒まいて3~4本立ちにしますと、苗が競い合って(助け合って)地面の中へ深く根が伸び、良く育ちます。
追肥
オクラの茎がグングン伸び始めたら、3週間に1回ほど、ぼかし肥や鶏ふんなどを与えます。
収穫
オクラは、莢(さや)が大きくなりすぎる前に、こまめに収穫します。
まとめ
ニンニクの後作におすすめの野菜を、ご紹介いたしました。
この栽培は、農学博士の木嶋利男先生紹介されている方法で、ニンニクを収穫したあと、ウネを耕さずに後作野菜をすぐに植え付けることが出来るオススメのリレー栽培です。
なお、関連記事にて オクラ以外の野菜の栽培ポイントをご案内いたしておりますので、参考になさってください。
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[参考文献]
[参考サイト]
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