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サメのようなジロのエアロヘルメットが日本上陸

ヴィスマ・リースアバイクが使用し話題になったヘルメット

ダイアテックは、自転車競技用のエアロヘルメット「GIRO AERO HEAD MIPS II(ジロ エアロヘッド ミップス2)」の国内販売を、12月6日に開始した。価格は79,200円で、カールツァイス製レンズが付属する。

GIRO AERO HEAD MIPS II

チーム・ヴィスマ・リースアバイクがTT(タイムトライアル)で使用して注目された、米ジロのエアロヘルメット。近年のタイムトライアルポジションに合わせられた形状となっており、手と顔の隙間を埋め、風がきれいに肩や背中へと流れるデザインに仕上げた。マグネットで取り付けられるバイザー2種類が付属。バイザーはドイツのカールツァイス製で、カラーはグレー(Vivid Smoke)とクリア。

近年のタイムトライアルポジションに合わせた形状

詳しい空力的な情報はないものの、CFDやVRを使用し、風洞実験やヴィンゲゴーを含め、ヴィスマチームのフィードバックをもとに何度も調整して開発されたという。

ヴィスマチームのフィードバックをもとに開発

内側にはヘルメットの先端から後方まで大きく空気の通る道があり、高強度で走るタイムトライアルでも涼しさが確保されるように設計。バイザーをつけると隙間がなく空気が取り込まれないように見えるが、顔と先端の距離があるため空気が入り込み、ヘルメットを循環する作りになっているという。

内側には空気が通る道がついている

開閉できるベンチレーションホールも搭載する。開ければ風を取り込みヘルメット内を涼しくでき、閉めればTTでエアロ効果を最大限高めることが可能。

空気がヘルメットを循環するため快適に着用できる

また、頭部をしっかり保護できる点も特徴。外側のシェル部分と内側のEPSフォームを一緒に熱成型したインモールド成形で強度を確保。さらに内側には、落車時の衝撃を吸収するMIPSも搭載している。

MIPSを搭載するなど頭部の保護性も高い

重さは、Lサイズバイザーなしの実重量が467.5g、バイザーをつけると572.5g、バイザー単体は104.5g。大きな形状で重量もあるが、実際に被ってみると数値ほどの重さは感じないと説明している。

ヘルメットがピッタリと収まる専用ケースも付属。本体カラーはマットホワイト、マットブラックの2色。

専用ケース
バイザー2種類