岡山駅西口には奉還町商店街という古い商店街がある。
2014年8月、2015年4月と2度訪問したが、いずれも日曜日。そのせいか1軒を除き喫茶店はことごとく休み。
また来る日があるのかないのか分からないが、とりあえず商店街とわき道にそれながら撮影した喫茶店の外観写真をUPしておく。
見るからに古そうなアーケード商店街だが、実際にその歴史は古く、明治維新までさかのぼる。廃藩置県により失職した池田藩の武士たちが手にした奉還金を元手に商売を始め、そこから士族ばかりの商店街が誕生したのだという。さらなる詳細は⇒奉還町商店街の歴史
歩いて気付いたが、この全長1キロの商店街にはわき道がとても多い。25本あるらしい。
まずは1軒目の喫茶がわき道。
「画廊喫茶 くる実」
画廊喫茶らしく絵画をたくさん飾った店内。それほど広くはないが、ちょっとした迷路のようになっており、仕切もあって落ち着ける。
午前中だったが、ママと男性常連客との地元トークを聞きながらコーヒーフロート。トークはパチンコ、競艇といったギャンブルネタ中心。
くる実は商店街の入口近くでもあり、まだこの先にも喫茶店はあるだろうと早々にお会計をしたところ、「もうちょっとゆっくりしていってください」と言われたが、「また来ます」と言って店を出た。
結局はこの後、喫茶は全滅。
こちらもわき道。
「再赴穏」と書いてサイホンと読む。
「フレンド」
マジックインキのイラスト入ったレトロな文房具屋。
日曜日だからなのか、いつものことなのか判断できないが、奥に行けば行くほどシャッターが目立った。
ちょっと見過ごせないわき道。アジアな色彩感覚にノスタルジックな気分にさせられる。
「岡山金時堂」 大分年季が入っているが、なんの店だろうか? 今も営業しているのだろうか?
「珈琲館 白」 こちらもわき道にある。
ロの字の中身がカップになってたりする。
看板とか建物の趣とか奉還町では一番気になった。
年季の入った建物の一階「アミー」。
ここでアーケードは終わる。厳密な意味では奉還町商店街はここまでらしいが、広義では道路を渡ったこの先「西奉還町商店街」も含める。
「庭」
「coffee & snack エトワール」
営業時間は午前7時30分から午後7時30分まで。
エトワール特製ラーメンが気になった。
ここは2階の良さげな庇の雰囲気も含めリベンジしてみたかったが、そのままになっている。行った人から聞いた話では「普通の内装」らしいが。
***
これですっかり歩き切ったつもりでいたが、実はわき道に取りこぼしがあることが判明。なんといっても、25本もあるのだから。次回はこの続き。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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