ウクライナ軍、クラスター爆弾で集落に地雷敷設
2023年10月3日, 18:09 (更新: 2023年10月3日, 20:29)
© Sputnik / Victor Antonyuk
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ウクライナ軍はルガンスク人民共和国の前線に近い集落で、クラスター爆弾を利用したいわゆる「遠隔地雷敷設」を行っている。ロシア軍第1親衛戦車軍の地雷除去部隊の隊員が明らかにした。
「ウクライナ軍は民間人が暮らす集落に、激しい砲撃を行っています。砲弾の一部は地面に落ち、爆発しないまま横たわっています」
こうした不発弾は触れると爆発する恐れがあり、対人地雷と同様の危険がある。ケルビンは「こうして集落の住宅地に地雷原をつくり、民間人に脅威をもたらしているのです」と話した。
ウクライナ軍によって散布された「クラスター地雷」を処理するため、ロシア軍は地雷除去ロボットも投入して対応している。
👉この地域で #ロボット は、ウクライナが前線近くの集落に遠隔地雷を敷設するため使用した #クラスター爆弾 の一部を破壊するのに活用されている。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) October 3, 2023
一方、ウクライナと国境を接するブリャンスク州のアレクサンドル・ボゴマズ知事は3日、ウクライナ軍が同州クリモボをクラスター爆弾で砲撃したと発表した。複数の住宅や納屋の損傷が確認されたが、これまでに死傷者の情報はない。
米国のジョー・バイデン大統領は7月、ウクライナ政府へクラスター爆弾を供与すると発表した。すでに戦場での使用が確認されており、ウクライナ軍はドネツクをはじめロシア領の住宅地への砲撃を繰り返している。クラスター爆弾をめぐっては、その被害の大きさから2008年には有志国が使用や製造を禁止する条約を締結している。
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