ヨルダン川西岸で車両銃撃、イスラエル人3人死亡

[エルサレム 6日 ロイター] - イスラエル救急サービスによると、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のケドゥミム近くで車とバスが銃撃され、イスラエル人3人が死亡、数人が負傷した。
イスラエル軍ラジオは、軍が近隣の村に逃亡したとみられる容疑者を捜索するため、周辺一帯の村を封鎖したと伝えた。
ヨルダン川西岸のパレスチナ当局からのコメントは得られていない。イスラム組織ハマスは、今回の攻撃を「占領軍によるガザでの大量虐殺戦争を含む継続的な犯罪に対する英雄的な反応」と称賛したが、犯行声明は出さなかった。
イスラエルのカッツ国防相は、攻撃への対応として軍に「強力な行動」を指示したと述べ、ガザでハマスの道をたどる者は「重い代償を払うことになる」と語った。
救急サービスによると死亡したのは60代の女性2人と40歳前後の男性。63歳のバス運転手の男性を含む7人が負傷した。
ヨルダン川西岸地区で5日、イスラエル軍の攻撃によって2人が死亡した。自治区政府を主導するファタハと保健省が明らかにした。一人は17歳の少年だった。
パレスチナメディアによると、イスラエル軍はジェニンの南の町で住宅を攻撃し、37歳の男性を殺害した。また保健省はナブルスのアスカル難民キャンプで、17歳の少年がイスラエル軍の攻撃により死亡したと明らかにした。
イスラエル軍はヨルダン川西岸で武装した戦闘員一人を殺害して武器を押収したほか、爆発物研究施設を解体したと発表した。一方、ナブルスでの事件は調査中だとしている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab