ウィンドウズ10サポート終了でパソコン2.4億台廃棄も=調査

ウィンドウズ10サポート終了でパソコン2.4億台廃棄も=調査
米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了に伴って約2億4000万台のパソコンが廃棄され、埋め立てごみが増加する見通しであることが、調査会社カナリス・リサーチのリポートで明らかになった。写真はマイクロソフトのロゴ。パリのマイクロソフトオフィスで1月撮影。(2023年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[21日 ロイター] - 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了に伴って約2億4000万台のパソコンが廃棄され、埋め立てごみが増加する見通しであることが、調査会社カナリス・リサーチのリポートで明らかになった。
廃棄されるパソコンの重量は推計48万トン、自動車32万台に相当する。
マイクロソフトはウィンドウズ10のサポートを2025年10月いっぱいで終了する方針。セキュリティ更新プログラムを28年10月まで延長する計画も示しているが、料金は明らかにしていない。
パソコンやサーバーに使用されるハードディスクドライブは、電気自動車(EV)のモーターや再生可能発電に使われる材料へとリサイクルされている。磁石メーカー幹部によると、ハードディスクは寿命が尽きる前に廃棄されることが多く、レアアース(希土類)磁性材料の廃棄物が大量に生まれる。
電池リサイクルを手掛けるレッドウッド・マテリアルズによると、電池はほぼ無限にリサイクル可能で、リチウム、コバルト、ニッケル、銅などの金属が回収できるという。

※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

トムソン・ロイター

Akash reports on technology companies in the United States, electric vehicle companies, and the space industry. His reporting usually appears in the Autos & Transportation and Technology sections. He has a postgraduate degree in Conflict, Development, and Security from the University of Leeds. Akash's interests include music, football (soccer), and Formula 1.