米フェデックス、フレイト部門を分離へ 事業再編推進

米フェデックス、フレイト部門を分離へ 事業再編推進
 12月19日、米航空貨物大手フェデックスは、フレイト部門のスピンオフ(分離・独立)を発表した。写真はフェデックスのロゴ。フランスのロアシー=アン=フランスで2016年10月撮影(2024 ロイター/Philippe Wojazer)
[19日 ロイター] - 米航空貨物大手フェデックス(FDX.N), opens new tabは19日、フレイト部門のスピンオフ(分離・独立)を発表した。事業再編を図り、中核の宅配事業により重点を置く方針だ。
アナリストらは分社化によって、経営陣が事業再編に専念できるようになる一方、最大200億ドルの株主価値を引き出し、中核の宅配事業と分離されるフレイト事業の長期的見通しを改善する可能性があるとみている。
この日発表した第2・四半期(9─11月)決算は、調整後利益が前年同期の10億1000万ドルから9億9000万ドルに減少した。調整後1株利益は前年同期の3.99ドルから4.05ドルに増え、LSEGがまとめたアナリスト予想平均(3.90ドル)を上回った。
また通期調整後1株利益見通しを従来予想の20─21ドルから19─20ドルに下方修正した。
フレイト部門「フェデックス・フレイト」は異なる顧客から複数の貨物をトラックで集めて同社のネットワークを通じて輸送するサービスで、米国では同社が最大のプロバイダーとなっている。

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