米FTC、マイクロソフトのクラウド事業を調査へ=関係筋

マイクロソフト、企業向け「コパイロット・チャット」の提供開始
 1月15日、米マイクロソフトは、企業が日常業務にオンデマンドで利用できる人工知能(AI)を活用したチャットサービス「マイクロソフト365コパイロット・チャット」の提供を始めた。写真はマイクロソフトのロゴ。フランスのイッシー・レ・ムリノーで昨年3月撮影(2025 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[14日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米連邦取引委員会(FTC)はマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabのクラウドコンピューティング事業について反競争的慣行に関する調査を開始する準備を進めている。
マイクロソフトが生産性ソフトウエア市場の支配力を乱用し、自社のクラウドサービス「アジュール」から競合他社のプラットフォームへのデータ移行を防ぐため、顧客に懲罰的なライセンス条件を課している疑いがあるとして調査に乗り出すという。
この調査について最初に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、調査対象となる戦術には、解約する顧客に対するサブスクリプション料金の大幅な値上げ、高額な解約料の請求、「オフィス365」製品を競合クラウドと互換性のないものにした疑いが含まれる。

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