中部電力が三菱商事系新電力を買収へ、首都圏電力市場へ進出

[東京 7日 ロイター] - 中部電力<9502.T>が、三菱商事<8058.T>が全額出資する新電力(特定規模電気事業者)「ダイヤモンドパワー」(東京都)を買収し、首都圏の電力市場へ参入することが分かった。関係筋が7日、明らかにした。
政府が予定している電力システム改革を機に、中部電は大手電力では初めて他の営業区域に進出する。
中部電力は、年内にもダイヤモンドパワーの8割の株式を取得するとともに、静岡県富士市にある日本製紙<3863.T>の工場内に石炭火力発電所を三菱商事、日本製紙と共に新設する。総投資額は約250億円。同工場は東電の営業区域(50ヘルツ管内)にあり、新設の火力発電所で発電した電気はダイヤモンドパワーが首都圏への販売向けに買い取る。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab