次期日銀総裁は大胆な金融政策実行する人=首相

次期日銀総裁は大胆な金融政策実行する人=首相
2月8日、安倍晋三首相は衆議院予算委員会で、日銀総裁人事について「大胆な金融政策をしっかり実行していただく方でないといけない」と述べた。1月28日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 8日 ロイター] 安倍晋三首相は8日午後の衆議院予算委員会で、日銀総裁と2人の副総裁の任期が来るとした上で、「総裁・副総裁の人事は極めて重要だ。大胆な金融政策をしっかり実行していただく方でないといけない」と述べた。
みんなの党の江田憲司委員の質問に答えた。
安倍首相は総裁の資質についてさらに「国際金融マフィアというサークルの中のインナーとなり得る能力も重要だと思う。金融政策を進める中で、いわれない批判を受けることもあるだろうが、ちゃんと説明していただく能力が大切だと思う」と指摘。一方で「どこの役所(の出身)というのは、こだわるつもりない。たとえ財務省出身でも、山本先生(山本幸三衆議院議員)のような方は、もちろん日銀総裁にすることはないが、能力は十分あると思う。能力があり、意思を持ち、考え方を共有する方を選んでいきたい」と語った。
日銀法改正については「新たに選任される総裁の手腕、方向性がきわめて重要だ。その中で常に日銀法改正を視野に入れながら結果を出していくことが大切だ。結果がでてこないとなれば、日銀法改正は現実味を帯びてくる」と語った。
(ロイターニュース 石田仁志:編集 吉瀬邦彦)

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