米国民の議会不支持率が84%に、過去最高更新=調査

米国民の議会不支持率が84%に、過去最高更新=調査
 1月16日、米ワシントン・ポスト紙とABCニュースの世論調査によると、議会の仕事ぶりを「評価しない」と回答した米国民の割合は84%と、調査開始以来の最高を更新した。ワシントンで昨年11月撮影(2012年 ロイター/Larry Downing)
[ワシントン 16日 ロイター] 米ワシントン・ポスト(WP)紙とABCニュースの世論調査によると、議会の仕事ぶりを「評価しない」と回答した米国民の割合は84%と、調査開始以来の最高を更新した。「評価する」は13%にとどまった。
調査は、全米から無作為に抽出した1000人を対象に、1月12─15日にかけて実施した。
それまでの不支持の最高記録は昨年10月の82%。昨年の議会は、債務上限引き上げめぐり混乱し、それがスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の米国格下げにつながった。さらに年末にかけて給与税減税の延長をめぐって再び議論が紛糾した。これを映し議会支持率も落ち込んだ。
今週、議会の休会が終了し、給与税減税の年内延長などの審議が再開されるが、それを前にした調査で、不支持率は最低記録からさらに2%ポイント上昇した。
政党別では、民主党支持が33%、共和党は21%だった。

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