リベリア元大統領に禁錮50年、シエラレオネ内戦の国際法廷で

リベリア元大統領に禁錮50年、シエラレオネ内戦の国際法廷で
5月30日、オランダ・ハーグのシエラレオネ国際戦犯法廷は、戦争犯罪などの罪に問われたリベリアの元大統領、チャールズ・テーラー被告(中央)に対し、禁錮50年の量刑を言い渡した(2012年 ロイター/United Photos)
[ハーグ 30日 ロイター] 西アフリカのシエラレオネ内戦をめぐり戦争犯罪などの罪に問われた隣国リベリアの元大統領、チャールズ・テーラー被告(64)に対し、オランダ・ハーグのシエラレオネ国際戦犯法廷は30日、禁錮50年の量刑を言い渡した。国連が設置する国際法廷で国家元首経験者が有罪となったのは初めて。
被告側は判決を不服として控訴する方針を示した。
テーラー被告は、5万人以上が犠牲になったシエラレオネ内戦に絡み、「血のダイヤモンド」と呼ばれるダイヤの原石と引き換えに南アフリカから武器を入手し、シエラレオネの反政府勢力「革命統一戦線(RUF)」を支援したとして拘束された。裁判では、殺人や性的暴行、少年兵徴集など11の罪に問われた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab