アップル株が一時約3%安、株主還元策も魅力にならず=米株式市場

アップル株が一時約3%安、株主還元策も魅力にならず=米株式市場
4月24日、米アップルが発表した第2・四半期(1─3月)決算が10年ぶりの減益となったことを受け、午前の米株式市場で同社株が売られている。写真は同社のロゴマーク。サンフランシスコで1月撮影(2013年 ロイター/Robert Galbraith)
[24日 ロイター] 米アップルが23日に発表した第2・四半期(1─3月)決算が10年ぶりの減益となったことを受け、24日午前の米株式市場で同社株が売られている。
午前中盤までにアップル株は前日終値比3.4%安の392.50ドルまで下落。決算発表に併せ、自社株買いの拡大や配当金支払いなどを通して2015年末までに1000億ドルの株主還元を行う方針を明らかにしたが、投資家には魅力的と映らなかったもようだ。
前日の決算発表を受け、少なくとも証券会社17社がアップルの目標株価を引き下げた。引き下げ幅は最大で180ドルとなっている。
アップルが示した4─6月期の売上高予想は335億─355億ドル。市場予想の382億ドルを下回った。
BMOのキース・バッハマン氏は、「スマートフォン(多機能携帯電話)市場で競争が高まっていることが、アップルに対する圧迫要因となっている」との見方を示した。
アップルの株価は前年9月につけた過去最高値の705.07ドルから約半分の水準に下落している。

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