エチオピア首相が海外療養中に急死、20年以上政権を支配

エチオピア首相が海外療養中に急死、20年以上政権を支配
8月21日、エチオピアのメレス首相が、海外で療養中に感染症で急死したことが分かった。写真は昨年9月撮影(2012年 ロイター)
[アディスアベバ 21日 ロイター] エチオピアの国営テレビは21日、メレス首相が海外で療養中に感染症で死去したと報じた。57歳だった。
首相は2カ月にわたり海外の病院で治療を受けていたが、感染症によって20日夜に急死したという。
エチオピア政府は先月、メレス首相が療養に入ると発表していた。国営テレビによると、デサレン副首相が暫定首相を務める。
メレス首相は、1991年に当時のメンギスツ大統領による軍事政権が失脚した後に権力の座に就き、91─95年まで大統領を務めた。その後、事実上の最高指導者である首相に就任。同国の経済成長を推進したことなどで評価される一方、国際人権団体によると、反体制派の弾圧を行っていたという。

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