ジョニー・デップ勝訴、元妻に13億円超賠償命令 名誉毀損訴訟

[1日 ロイター] - 米俳優ジョニー・デップさん(58)と元妻で俳優のアンバー・ハードさん(36)が名誉毀損で互いを訴えていた裁判で、バージニア州の郡裁判所の陪審団は1日、デップさんの主張をほぼ認める評決を下し、ハードさんに1000万ドル(約13億円)余りの損害賠償金支払いが命じられた。
陪審はハードさんが支払う賠償額について1500万ドルとしたが、判事が州の規定で1035万ドルに減額。一方、デップさんには200万ドルの賠償金を支払うよう命じた。
デップさんは、ハードさんが家庭内暴力の被害を受けていたと新聞で主張したことで名誉を傷つけられたとして、5000万ドルを求め提訴。デップさんの弁護士がその主張をデマと呼んだことは中傷に当たるとしてハードさん側も反訴し、1億ドルを求めていた。
 米俳優ジョニー・デップさん(58)と元妻で俳優のアンバー・ハードさん(36)が名誉毀損で互いを訴えていた裁判で、バージニア州の郡裁判所の陪審団は1日、デップさんの主張をほぼ認める評決を下した。同州フェアファクスで5月撮影(2022年 ロイター/EVELYN HOCKSTEIN)
裁判は約6週間にわたり行われ、デップさんは全てを失ったなどと陪審に述べていた。この騒動で人気シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作は保留され、「ファンタスティック・ビースト」も降板した。
デップさんは評決を受け「陪審員が私の人生を取り戻してくれた」などと声明を発表。ハードさんは「きょうの失望は言葉で言い表せない」と語った。
*動画を付けて再送します。

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