原油積み込みの北朝鮮タンカー、リビア政府が爆撃警告

原油積み込みの北朝鮮タンカー、リビア政府が爆撃警告
3月9日、リビアの反政府勢力が掌握する東部シドラ港に北朝鮮国旗を掲げた石油タンカー(写真)が入港し、原油を積み込んだことが分かり、リビア政府はタンカーが出港すれば、爆撃も辞さない構えを示している(2014年 ロイター/Esam Omran Al-Fetor)
[トリポリ/ベンガジ 9日 ロイター] -リビアの反政府勢力が掌握する東部シドラ港に北朝鮮国旗を掲げた石油タンカーが入港し、原油を積み込んだことが分かり、リビア政府はタンカーが出港すれば、爆撃も辞さない構えを示している。
アルワサト紙によると、タンカーは8日入港し、3600万ドル(約37億円)相当の原油を積み込んだ。政府当局者は9日、海軍や政府系の民兵組織がタンカーの出港を阻止するため、現場に艦船を派遣したと明らかにした。
一方、反政府勢力はタンカーへの攻撃は「宣戦布告」だとして、政府側の対応を批判した。元兵士らから成る反政府勢力は、東部の3港を占拠している。

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