北朝鮮が韓国大統領の演説に反発、「言葉に気を付けよ」

北朝鮮が韓国大統領の演説に反発、「言葉に気を付けよ」
3月27日、北朝鮮の祖国平和統一委員会の報道官は、韓国哨戒艦沈没事件から3年の追悼式典で朴槿恵大統領が行った演説に対し、「言葉に気を付けた方がいい」と強い調子で非難。26日、代表撮影(2013年 ロイター)
[ソウル 27日 ロイター] 北朝鮮の祖国平和統一委員会の報道官は27日、韓国哨戒艦沈没事件から3年の追悼式典で朴槿恵大統領が行った演説に対し、「言葉に気を付けた方がいい」と強い調子で非難した。朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。
朴大統領は26日の式典で「北朝鮮は核兵器やミサイル開発、挑発・威嚇行為をやめ、国際社会の責任を担う一員となるべきで、これが北朝鮮が生き残る唯一の道だ」と述べていた。
これに対し、北朝鮮の対韓国窓口機関である同委員会の報道官は、「青瓦台(大統領府)の主人は、自分の言葉に気を付けた方がいい」と強く反発した。
北朝鮮は2月、韓国で朴新政権が発足する約2週間前に3度目の核実験を強行。朝鮮半島情勢はそれ以降緊張が高まっており、北朝鮮の外務省は26日、国連の安全保障理事会に対し、「朝鮮半島は現在、一触即発の核戦争状態にある」と公式に通達した。

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