米バーンズ&ノーブルは減収、電子書籍部門の不振続く

米バーンズ&ノーブルは減収、電子書籍部門の不振続く
11月26日、米バーンズ・アンド・ノーブルが発表した第2・四半期決算は8%の減収となった。写真はニューヨークの店舗で6月撮影(2013年 ロイター/Brendan McDermid)
[26日 ロイター] -米書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル(B&N)が26日発表した第2・四半期(8─10月)決算は8%の減収となった。
電子書籍端末「ヌック」および電子書籍をはじめ、全部門で売上高が減少し、オンライン小売のアマゾン・ドット・コムに苦戦を強いられている状況が浮き彫りとなった。
総売上高は17億3000万ドルと、前年同期の18億8000万ドルから減少した。
電子書籍端末「ヌック」および電子書籍の売上高は32.2%減の1億0870万ドル。
純利益はコスト削減が奏功し1320万ドルと、前年同期の50万1000ドルから増加した。
優先株への配当・増配を考慮したベースでの純利益は1株当たり0.15ドルとなり、前年同期の0.07ドルの赤字から黒字に転じた。
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想によると、アナリストらは売上高が17億7000万ドル、1株当たりの損益が0.03ドルの赤字になることを見込んでいた。
書店での既存店売上高は4.9%減。
今年度(2014年4月まで)の売上高は1ケタ台後半の減少率になるとの見通しを維持した。
B&Nの株価は米株式市場午前の取引で約6.1%下落した。

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