仏大統領、アルストムの国内工場の業務継続求める=サパン財務相

仏大統領、アルストムの国内工場の業務継続求める=サパン財務相
 9月12日、フランスのオランド大統領は、同国の輸送機器大手アルストムが東部ベルフォール工場の業務縮小を打ち出したことについて、同工場での鉄道車両製造を中止しないよう求めた。写真はラ・ロシェルで8月撮影(2016年 ロイター/Regis Duvignau)
[パリ 12日 ロイター] - フランスのオランド大統領は、同国の輸送機器大手アルストムが東部ベルフォール工場の業務縮小を打ち出したことについて、同工場での鉄道車両製造を中止しないよう求めた。サパン財務相が12日に明らかにした。
財務相は記者会見で「大統領は、アルストムの鉄道車両製造業務が必ず継続されることを目標に据えた」と述べた。
アルストムは需要の低迷を受けて7日、2018年末までにベルフォール工場での同業務を中止し、製造拠点を仏東部レッシュショフェンの工場に移す計画を急きょ発表。ベルフォール工場はメンテナンスおよび修理の拠点とするとしていた。
同社は、財務相の発言に対するコメントを控えた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab