北朝鮮が中距離ミサイル発射の兆候、自衛隊が迎撃態勢=政府関係者

自衛隊にミサイル破壊措置命令=報道
 6月21日、政府は北朝鮮が新たに弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、自衛隊によるミサイル迎撃を可能とする「破壊措置命令」を出したことが明らかになった。共同通信など国内メディアが報じた。写真は5月、地対空ミサイル「パトリオット3(PAC3)」。都内防衛省の敷地内で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 21日 ロイター] - 日本政府は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、自衛隊に対し迎撃態勢を整えるよう破壊措置命令を出した。政府関係者によると、北朝鮮は中距離弾道ミサイルを発射する可能性があるという。
破壊措置命令を受け、自衛隊は迎撃ミサイル「SM3」を積んだイージス艦を海上に、地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」を東京・市ヶ谷の防衛省などに展開する。
日本の政府関係者によると、発射の兆候があるのは中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるという。防衛省によると、ムスダンは射程距離2500キロ─4000キロ。日本全土、さらにグアムも圏内に入る。
北朝鮮はこのミサイルをこれまでに4回発射したが、いずれも失敗した。
*キャプションの内容を一部修正して再送します。

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