本田参与が首相訪米に同行、増税で米投資家にヒアリング=関係筋

本田参与が首相訪米に同行、増税で米投資家にヒアリング=関係筋
 3月29日、安倍晋三首相の経済ブレーンである本田悦朗・内閣官房参与(兼スイス大使)=写真=が訪米し、来年4月に予定されている消費税引き上げをめぐり、米投資家から意見を聞く予定であることがわかった。都内で9日撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 29日 ロイター] - 安倍晋三首相の経済ブレーンである本田悦朗・内閣官房参与(兼スイス大使)が訪米し、来年4月に予定されている消費税引き上げをめぐり、米投資家から意見を聞く予定であることがわかった。関係筋によると、ワシントンで31日から開催される核安全保障サミットに出席する安倍首相に同行。増税延期を決めた場合の市場反応などを聞く予定。
本田氏の米国滞在は30日から4月2日まで。海外投資家の間では世界経済の成長確保のため、日本に対して財政出動を求める声が多い。
その一方、一部投資家の間では、増税延期の場合に想定される格下げの影響などを慎重に見極めたいとの意見もある。本田氏は、今回のヒアリング結果を安倍首相に報告し、増税判断の助けとしたい考えという。

竹本能文※

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