ロシア、シリアで「イスラム国」掃討に集中を=米大統領

ロシア、シリアで「イスラム国」掃討に集中を=米大統領
 11月18日、オバマ米大統領は、ロシアはシリアのアサド政権支援に重点を置くより過激派組織「イスラム国」との戦いに集中すべきだと述べた。マニラで撮影(2015年 ロイター/Jonathan Ernst)
[マニラ 18日 ロイター] - オバマ米大統領は18日、ロシアはシリアのアサド政権支援に重点を置くより過激派組織「イスラム国」との戦いに集中すべきだと述べた。
大統領はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のために訪れているマニラで、「実際に彼(ロシアのプーチン大統領)が重要な脅威であるイスラム国に重点を向けるならば、それはわれわれが実に望んでいることだ」と語った。
また「問題なのは、ロシアのシリアに対する軍事介入がわれわれや欧州、またロシアにとっても脅威である勢力を標的にしているのではなく、アサド氏の支援や穏健な反体制派に向けられている可能性があるということだ」と付け加えた。
ロシアは9月末にシリアでの空爆を開始。イスラム国が主要な標的だとしているが、爆撃地点の大半はアサド大統領と敵対するその他グループが支配する地域となっている。

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