産経前支局長起訴、「事態を深く憂慮」と韓国に伝達=官房長官

産経前支局長起訴、「事態を深く憂慮」と韓国に伝達=官房長官
 10月9日、菅義偉官房長官は午後の会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして産経新聞の前ソウル支局長が韓国検察当局に起訴された問題について、「極めて遺憾であり、事態を深く憂慮している」と韓国側に伝えたことを明らかにした。写真は朴・韓国大統領。9月撮影(2014年 ロイター/Adrees Latif)
[東京 9日 ロイター] - 菅義偉官房長官は9日午後の会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして産経新聞の前ソウル支局長が韓国検察当局に起訴された問題について、「極めて遺憾であり、事態を深く憂慮している」と韓国側に伝えたことを明らかにした。
菅官房長官によると、韓国側への伝達は外務省の伊原アジア大洋州局長から韓国の駐日公使に対して行われた。官房長官はまた今回の起訴について「民主国家としてあるまじき行為だ」と批判した。
大阪府・泉南地域のアスベスト工場の元従業員や遺族が、肺がんなどの健康被害は国の規制が不十分だったためとして損害賠償を求めた訴訟の上告審で、国の責任を認める判決がなされたことについては「国の責任が認められたことを重く受け止める」とし、「厚生労働省が判決にしたがって適切に対応する」と語った。
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石田仁志

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