ロシアの行動を強く非難、侵攻なら制裁含む強い対応を調整=岸田首相

ロシアの行動を強く非難、侵攻なら制裁含む強い対応を調整=岸田首相
 岸田文雄首相は22日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認したことなどについて「ウクライナの主権と領土の一体性を侵害するものであり、認めることはできない」と強く非難した。写真は都内で昨年10月代表撮影(2022年 ロイター)
[東京 22日 ロイター] - 岸田文雄首相は22日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認したことなどについて「ウクライナの主権と領土の一体性を侵害するものであり、認めることはできない」と強く非難した。事態の展開を深刻な懸念をもって注視していくとともに、侵攻があった場合は、主要7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携しながら「制裁を含む強い対応について調整していく」と述べた。
閣議後、首相官邸で記者団に語った。
ロシアのプーチン大統領は21日、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を承認する大統領令に署名するとともに、ロシア軍に軍事基地等の建設使用の権利を与える友好協力相互支援協定に署名した。
岸田首相は一連の行為について「国際法違反であり、ミンスク合意にも反する」と述べた。
(杉山健太郎)

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