米貿易委員会が東芝フラッシュメモリー調査、特許侵害の可能性で

米貿易委員会が東芝フラッシュメモリー調査、特許侵害の可能性で
 4月7日、米国際貿易委員会(USITC)は、東芝の記憶用半導体「フラッシュメモリー」が特許を侵害している可能性があるとして調査を始めると発表した。写真は東芝のロゴ。都内で1月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 7日 ロイター] - 米国際貿易委員会(USITC)は6日、東芝<6502.T>の記憶用半導体「フラッシュメモリー」が特許を侵害している可能性があるとして調査を始めると発表した。
台湾の半導体メーカー、旺宏電子(マクロニクス)<2337.TW>は今年3月、東芝のフラッシュメモリーや関連製品が自社の特許を侵害しているとして、輸入の差し止めなどを求めていた。
USITCは関税法337条に基づいて調査する。調査結果によっては、現在入札を実施している東芝の半導体事業の売却に影響を及ぼす可能性がある。
USITCは調査開始から45日以内に調査完了日を設定。調査で是正措置を決定した場合、60日以内に米通商代表部(USTR)が不承認としなければ命令が確定する。

志田義寧

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