中国の企業景況感、さらに悪化=人民銀調査

中国の企業景況感、さらに悪化=人民銀調査
 9月19日、中国人民銀行が公表した第3・四半期の経済調査で、企業の景況感指数が前年同期比1.3%ポイント低下した。写真は上海で8月撮影(2014年 ロイター/Carlos Barria)
[北京 19日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が19日公表した第3・四半期の経済調査で、企業の景況感指数が前年同期比1.3%ポイント低下し、63.6%となった。景況感指数が3期連続で低下したことで、この先景気がさらに減速する可能性を示唆する結果となった。
調査は企業、銀行、個人世帯の各部門を対象に行われた。
経済の減速にも関わらず、銀行部門を対象とした調査では現在の金融政策を適切とする回答が79.5%に上り、第2・四半期の72%から増加した。
個人世帯部門を対象とした調査では、59.5%が住宅価格が高すぎると回答したが、第2・四半期の63%からはやや減少した。
人民銀調査に先立ち9月上旬に公表された政府統計でも、工業生産が過去6年での最低水準に落ち込んだことが明らかになり、中国経済の減速傾向を裏付けていた。

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