シンガポール、ロシアに制裁発動へ　金融取引制限や輸出規制など

［シンガポール　２８日　ロイター］ - シンガポールのバラクリシュナン外相は２８日、ロシアに「適切な制裁と制限」を科すと述べた。銀行や金融取引に関する制限や、ウクライナ対する武器として使用される可能性のある品目の輸出規制が含まれる。

シンガポールは、国連安全保障理事会の決議に従って行動するが、個別の国に独自の制裁を発動することは、これまでほとんどなかった。

外相は国会で、ロシアによる侵略は国際規範の重大な違反であり、容認できないなどと述べ「シンガポールは、他の多くの同じ考えを持つ国々と協調して、ロシアに対して適切な制裁と制限を加える」と表明。

「ウクライナに危害を加えたり、ウクライナ人を服従させたりするために、武器として直接使用できるものについて輸出規制を行うほか、特定のロシアの銀行とロシアに関連する金融取引を阻止する」と説明した。具体的な措置は現在検討中であり、間もなく発表するとしている。