ロシア産ガス、支払い後のルーブル換金なら制裁抵触せず=欧州委

ロシア産ガス、支払い後のルーブル換金なら制裁抵触せず=欧州委
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は22日、ロシアが天然ガスの購入代金をルーブルで支払うよう要請していることについて、先ずユーロもしくはドルで支払い、その後にルーブルへの換金を要請することで、制裁措置に抵触せずに済むとの考えを示した。2019年4月撮影(2022年 ロイター/Yves Herman/File Photo)
[ブリュッセル 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は22日、ロシアが天然ガスの購入代金をルーブルで支払うよう要請していることについて、先ずユーロもしくはドルで支払い、その後にルーブルへの換金を要請することで、制裁措置に抵触せずに済むとの考えを示した。
また、ルーブル以外の通貨で支払いを行った時点で契約上の義務が果たされたと明記する文書の発行など、天然ガス取引を巡る追加条件を模索する必要があるとの見解も示した。
ロシア国営の天然ガス大手ガスプロムとの購入契約の97%がユーロ、もしくはドル建て。欧州委報道官は、ガスプロムとの契約で合意している通貨で支払うべきとの見解を示している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab