ブラジル、株式投資利益に対する減税発表 最低賃金も9%引き上げ

 [ブラジリア 24日 ロイター] ブラジル政府は24日、株式投資や利益分配制度で得た利益を6000ブラジルレアルまで非課税とする減税措置を発表した。
 6000レアル超の利益については新たな税区分を設定し、最高税率は1万5000レアル以上の区分を対象とした27.5%になるとした。
 政府は、この措置により税収がおよそ17億レアル押し下げられると見込んでいる。
 政府はまた、法定最低賃金を9%引き上げ、月678レアル(330ドル)とすることを明らかにした。インフレ率を上回る引き上げ幅となる。
 エコノミストは2012年の消費者物価指数(CPI)上昇率を5.7%と予想している。
 いずれの措置も実施は1月1日から。実施には議会の正式承認が必要となる。

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