ソニー映画子会社、流出情報の閲覧をDoS攻撃で阻止=報道

[11日 ロイター] - ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が、11月に大規模なサイバー攻撃を受けた際に、DoS(サービス妨害)攻撃を仕掛けて盗まれた情報が閲覧されることを防ごうとしていたことが分かった。IT系ニュースサイト「Re/code」が2人の関係筋の話として報じた。
サイバー攻撃でハッカー集団は、同社の社員給与や社会保障番号、デジタル化された未公開映画の高画質映像などの機密情報を盗み出し、ネット上で公開した。SPEはこの際、漏えいした情報の参照が可能となっていたサイトに対しアジアにある数百台のコンピュータから過剰な負荷をかけるなどのDoS攻撃を展開し、「応戦」したもようだ。
関係筋によると、ソニーはアマゾン・ドット・コム のクラウドコンピューティングサービスを利用しているという。
SPEとアマゾンからのコメントは得られていない。

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