トヨタ 、「プリウス」など世界で24.2万台をリコール ブレーキ部品に不具合

[東京 5日 ロイター] - トヨタ自動車 は5日、ブレーキシステムで用いている部品に強度不足のものがあるとし、ハイブリッド車(HV)「プリウス」など世界で24万2000台をリコール(回収・無償修理)することを明らかにした。「アキュームレーター」と呼ぶ畜圧器に疲労性の亀裂が入り、ブレーキの制動力が低下するおそれがある。
国内で対象となるのは「プリウス」とレクサスブランドのHV「HS250h」の2車種。同日、国土交通省にリコールを届け出た。対象は2009年3─10月に製造された11万6994台。49件の不具合の報告があったが事故はない。
  当該部品の交換で対応する。所要時間は3時間から3時間半程度。海外で販売した車両についても各国の規制やルールに則って同様の措置をとる。
  トヨタは2010年、凍結した路面などでタイヤの横滑りを防止するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の制御プログラムに不具合があるとし、「プリウス」などHV4車種について世界で43万台をリコールした。

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