ESPNが3D放送を年内打ち切り、需要伸び悩みで

[12日 ロイター] - 米ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門放送局ESPNは、米国での3Dチャンネルを年内に終了することを明らかにした。2010年に開始した同サービスだが、需要の伸び悩みが打ち切りの理由だとしている。
ESPNは過去約3年にわたり、米大学フットボールや米男子プロゴルフのマスターズ・トーナメントなどを3D放送してきた。3Dテレビの価格が下がり、映画でも3Dが急速に普及しているが、一般的な家庭ではまだ3D人気は本格的には盛り上がっていないという。
調査会社SNLケーガンのアナリスト、デレク・ベイン氏は「(3D放送は)早過ぎた。この技術はプライムタイム向けには準備が整っていない」と述べた。
ESPNの広報担当は、「機が熟せば」3D放送再開の可能性はあるとしている。

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