中国酒造業者、「バイアグラ」入り酒販売の疑い 5000本超押収

[北京 2日 ロイター] - 中国の警察当局は、中国南部の広西自治区の酒造業者2社が、「バイアグラ」の名称で知られる男性機能不全治療薬を混入した酒を製造・販売していた疑いがあるとして調査を行っている。
広西自治区柳州市の食品薬品監督管理局によると、2社は穀物から作られる中国の伝統的なお酒「白酒」に、シルデナフィル(バイアグラ)を混入させていた。
当局は2社から5357本の酒瓶と70万元(約1396万円)相当の添加用シルデナフィルを押収したという。
このバイアグラが入った3種類のお酒は、健康維持に効果がある製品として販売されていたという。
中国では食品の安全性が常に問題となっており、食品の品質表示に対する国民の不安が強い。

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