3Dプリンターで作った義足、歩行困難なニワトリに移植へ

[ボストン 3日 ロイター] - 米マサチューセッツ州のニワトリが、3Dプリンターで作った2500ドル(約31万円)の義足で、新たな一歩を踏み出そうとしている。生後3カ月のこのニワトリは生まれつき右足の腱(けん)が裂けており、自由に歩行することができない。
先週、飼い主いで農場を運営するアンドレア・マーチンさんがこのニワトリを同州のタフツ大学獣医学部に連れて行ったところ、義足か安楽死かの二者択一だと診断され、マーチンさんは「迷わず」義足を選んだ。
5日に行われる手術ではまず右足を切断した後、CTスキャンで左足の画像データを取得し、3Dプリンターに入力して義足を作成する。いったん帰宅して2週間休養し、それから大学に戻って義足を移植する。同様の手術は他の動物では前例があるが、担当医師はおそらくニワトリでは初めてだろうと話している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab