伊サッカーで選手が「試合放棄」、20分で5人が負傷退場

[10日 ロイター] - サッカーのイタリア3部リーグで10日に行われたダービー戦、サレルニターナ対ノチェリーナの試合は、ノチェリーナの選手が相次いで退場して6人となったため、試合開始21分で打ち切られた。
ノチェリーナの選手たちは、サポーターから殺害予告を受けていたという。サレルニターナの本拠地で行われた試合は、ノチェリーナ側が開催を渋ったため開始が40分ほど遅れていた。
ノチェリーナは前半2分で3人の交代枠を使い切り、その後の約20分で5人が故障を理由に退いた。
ビデオ撮影された映像では、ホテルから試合会場に向かうノチェリーナのチームバスが、サポーターに取り囲まれている場面もあった。一部サポーターには乱闘騒ぎを防ぐ目的で観戦禁止処分が出されており、現地メディアによると、それに反発してチームに試合をボイコットするよう求め、殺害予告も繰り返し出されていた。

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