セックスに関する後悔、男女間に大きな違い=米研究

[オースティン(米テキサス州) 25日 ロイター] -男性は多くの相手とセックスできなかったことを後悔する一方、女性は間違った相手との性交渉を後悔する傾向にある──。米テキサス大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の共同研究で、男女間のこうした違いが明らかになった。
テキサス大は25日、同研究の狙いは、生殖活動に関して言えば、後悔の念が進化の過程の一部であることを示すことにあると説明。研究チームの一員であるUCLAの社会心理学教授、マーティー・ハセルトン氏は「進化の歴史では、男性が新しい相手との性交渉の機会を逃すことは、潜在的には生殖の機会を逃すことであり、進化の観点からは犠牲が大きな損失だ」と述べた。
同研究によれば、男性にとっての「3大後悔」は、女性へのアプローチに臆病すぎたこと、若い時に性的に冒険しなかったこと、シングル時代に性的に冒険的でなかったこと。一方で女性の主な後悔は、最初の相手を間違えたこと、浮気したこと、性的行動を焦り過ぎたこと、となっている。
また、「外見的に魅力のない相手とのセックス」を最大の後悔として挙げているのは、男性より女性の方が多かったという。
今回の研究は、合計約2万5000人を対象にした3件の調査を基にしており、詳細は学術誌「Archives ofSexual Behavior(原題)」に掲載されている。

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