フィリピンで受刑者ラッパー誕生、「塀の中」生活歌う

フィリピンで受刑者ラッパー誕生、「塀の中」生活歌う
10月27日、フィリピンの首都マニラの北西に位置するオロンガポ市の刑務所で、受刑者が「塀の中」で録音したオリジナルのラップアルバムが作られ話題を呼んでいる。
[オロンガポ(フィリピン) 27日 ロイター] フィリピンの首都マニラの北西に位置するオロンガポ市の刑務所で、受刑者が「塀の中」で録音したオリジナルのラップアルバムが作られ話題を呼んでいる。
このアルバムには受刑者自らが作詞作曲したラップナンバー18曲が収められており、刑務所での生活や出所後の生活への思いなどがつづられている。27日には、アルバム作りに参加した受刑者らが鉄製の柵越しにCDを持ち、カメラに向って誇らしげにポーズを取って撮影に応じる姿も見られた。
フィリピンの刑務所では、受刑者更生プログラムの一環として様々な取り組みが行われている。米歌手マイケル・ジャクソンのヒット曲「スリラー」を運動プログラムに取り入れた刑務所は有名だが、首都マニラには人気テレビ番組「料理の鉄人」にヒントを得た料理コンテストを行う刑務所もある。

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