米加州議員が「痩せすぎモデル」規制法案、摂食障害のまん延懸念

[サクラメント(米カリフォルニア州) 22日 ロイター] - 米カリフォルニア州議員がファッションモデルの摂食障害を減らすための取り組みを開始した。マーク・レビン議員は今月19日、同州で働くことを希望するモデルに対して、健康な体重であり、摂食障害を患っていないことを証明する医師の診断書提出を義務付ける法案を提出した。
減量への圧力に常にさらされているファッションモデルは、拒食症などの摂食障害を患いがちであり、複数の国が対策に乗り出している。
レビン議員は「モデルにまん延する摂食障害を心配している」と話す。あり得ないほど痩せたモデルを雑誌で見て、モデルのような体形になりたいと願う少女や女性に対しても、法案はプラスになると語った。
法案によると、州内のモデルエージェンシーは、州労働当局の認可を受けることが義務付けられ、健康体であることを示す医師の診断書を持たないモデルを雇用した場合には、罰金を科せられる可能性がある。
レビン議員は、ファッションモデルの40%が拒食症や過食症などの摂食障害に苦しんでいることを示すデータがある、と指摘している。

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