ペルーで大統領有力候補に論文盗作疑惑、事実なら資格取り消し

ペルーで大統領有力候補に論文盗作疑惑、事実なら資格取り消し
 1月27日、南米ペルーの大統領有力候補のセサル・アクニャ前リベルタ州知事(写真)に過去の盗作疑惑が持ち上がっている。ペルー選挙管理委員会は、事実と確認されれば立候補の資格を取り消す可能性があることを明らかにした。リマで6日撮影(2016年 ロイター/Janine Costa)
[リマ 27日 ロイター] - 南米ペルーの選挙管理委員会は27日、大統領の有力候補に過去の盗作疑惑が持ち上がっていることについて、事実と確認されれば立候補の資格を取り消す可能性があることを明らかにした。
渦中のセサル・アクニャ前リベルタ州知事は、無一文から大金持ちになった実業家。2009年に執筆した教育学の博士論文で、出所を明らかにせずに他人の著作物を転載したとの疑いがツイッターで指摘された。これを受け、スペインのマドリード・コンプルテンセ大学は調査に乗り出した。
アクニャ氏は疑惑を否定している。
選管のタバラ委員長は「彼の学位や称号が無効になれば、明らかに虚偽ということになる」とし、「その場合は被選資格を取り消す」と述べた。
最近の世論調査でアクニャ氏は同率2位につけていた。1位は日系人のフジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏。

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