サンタクロース村の訪問者増加、アジアからの観光客で

サンタクロース村の訪問者増加、アジアからの観光客で
 12月21日、一時は破産の危機にあったフィンランドの観光名所、サンタクロース村の訪問者数が、今年のクリスマスシーズンは大幅に増加する見通しという。観光当局者が明らかにした(2015年 ロイター/Attila Cser )
[ヘルシンキ/ロバニエミ(フィンランド) 21日 ロイター] - 一時は破産の危機にあったフィンランドの観光名所、サンタクロース村の訪問者数が、今年のクリスマスシーズンは大幅に増加する見通しという。観光当局者が明らかにした。
クリスマス前後6週間の訪問者数は約8万人で、昨年の約6万5000人を大きく上回るとみられている。
サンタクロース村は、景気後退に見舞われたロシアからの訪問者数減少で破産の危機に直面したが、新たなオーナーが滞納した税金を支払うなどの救済策を講じたことから、8月の予約が大幅に増加した。訪問者は、サンタと写真を撮影するなどのアトラクションが楽しめる。
サンタクロース村のあるロバニエミの観光当局者は「ロシアからの訪問が減り、全体で30%程度の減少となったが、中国、シンガポール、オーストラリア、日本など、アジアからの新たな集客に成功した」と述べた。 欧州では、英国、イタリア、フランスの客が最も多いという。

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