自民党総裁選、9月7日告示・20日投開票

自民党総裁選、9月7日告示・20日投開票
 8月21日、自民党は、総裁選の日程を9月7日告示、20日投開票と正式決定した。3選を目指す安倍晋三首相(自民党総裁)に石破茂・元幹事長が挑む格好だ。写真は党大会で演説する安倍自民党総裁。3月に東京で撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 21日 ロイター] - 自民党は21日、総裁選の日程を9月7日告示、20日投開票と正式決定した。3選を目指す安倍晋三首相(自民党総裁)に石破茂・元幹事長が挑む格好だ。
自民党総裁の任期は3年。3年前の2015年は安倍首相が無投票で再選されたため、6年ぶりの総裁選となる。
自民党総裁選は、国会議員(衆参両院)票405票と、地方票(党員・党友票)405票の計810票で争われる。2014年の規定改正で従来300票に固定していた地方票が国会議員票と同数になるなど、地方票の重みが増した。
1位の候補が過半数を取れない場合は決選投票となり、これまで地方票は反映されていなかったが、今回から議員票と47票の地方票の合計で決める。
また幅広い党員の意見を反映するため、地方票の投票条件をこれまでの20歳以上から、2017年末までに党費を納めた18歳以上に引き下げる。
地方票の開票は議員票と同時に行なう。地方票の投票の詳細は各都道府県連が定めるが、郵送での投票が多く、投開票日の前日までに各都道府県の指定された郵便局に届けば有効票となる。 
2012年の総裁選では、地方票では石破氏が安倍氏を上回ったが、決選投票で議員票を固めた安倍氏が逆転した。今回の総裁選では 国会議員票については7─8割が安倍首相支持とされ、地方票の動向が注目されている。

竹本能文

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