FRBが銀行合併の最終規則、「大き過ぎてつぶせない」に対応 

[ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は5日、金融機関の合併に関する最終規則を公表した。「大きすぎてつぶせない」問題に対応するため、金融機関がシステム全体を脅かす水準まで肥大化することを防ぐ。
最終案では、銀行や一部の大手金融機関が合併する場合、両社の債務規模が全米の金融機関の総債務規模の10%を超えることを禁じる。
FRBは5月に示した案をほぼ踏襲していると説明したが、今回数点の変更点も含まれた。
例えば、最終規則では、合併後の新会社が規定上限に達しても、証券業務を継続することを認める。この他、金融セクターの債務の適切な算出方法に関しても詳細を記した。
規則は2015年1月1日に発効する。

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