米NSAから機密情報盗んだ疑い、請負の米コンサル社員逮捕

米NSAから機密情報盗んだ疑い、請負の米コンサル社員逮捕
10月5日、米NSAの業務を請け負っているコンサルタント会社ブーズ・アレン・ハミルトンの従業員が機密情報を盗んだ容疑で8月に逮捕されていたことが分かった。写真はバージニア州マクレーンの同社施設。2013年6月撮影(2016年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米国家安全保障局(NSA)の業務を請け負っているコンサルタント会社の従業員が機密情報を盗んだ容疑で8月に逮捕されていたことが分かった。複数の当局者が5日明らかにした。
匿名の高官によると、逮捕されたのはブーズ・アレン・ハミルトンの社員だったハロルド・トーマス・マーティン容疑者(51歳)。2013年に米政府の個人情報収集を暴露したエドワード・スノーデン容疑者も当時、ブーズ・アレンに勤務していた。
司法省は既にマーティン容疑者を訴追した。
ブーズ・アレンは米連邦捜査局(FBI)による逮捕が判明した月内にマーティン容疑者を解雇し、FBIに全面的に協力すると申し入れている。
8月には「シャドー・ブローカーズ」と名乗るグループがNSAの高度なハッキングツールをウェブサイト上に公開している。
ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、マーティン容疑者が極秘のコンピューター・ソースコードを盗んだかどうかをFBIが捜査していた。このソースコードはロシアや中国、イラン、北朝鮮などのネット網を監視するために開発されたという。

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