メルケル独首相が来日講演、「ドイツは過去と向き合った」

メルケル独首相が来日講演、「ドイツは過去と向き合った」
 3月9日、来日したドイツのメルケル首相は、都内で講演し、ドイツが戦後、国際社会に受け入れられたのは、過去ときちんと向き合ったため、と述べた。写真は、ドイツのメルケル首相、9日撮影(2015年 ロイター/Koji Sasahara)
[東京 9日 ロイター] - 来日したドイツのメルケル首相は9日、東京都内で講演し、ドイツが戦後、国際社会に受け入れられたのは、過去ときちんと向き合ったため、と述べた。
メルケル首相の来日は2008年以来。
メルケル首相は講演で、ヴァイツゼッカー独大統領(当時)の1985年のスピーチ「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」を引用。ドイツは戦後、かつての敵国とどのようにして和解することができたのか、との質問に対して「近隣諸国の温情なしには、不可能だった。ただ、ドイツ側も過去ときちんと向き合った」と述べた。

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