ローマ教皇など宗教指導者ら、COP26へ共同アピール

ローマ教皇など宗教指導者ら、COP26へ共同アピール
ローマ教皇フランシスコ(写真中央)と他の宗教指導者らが4日、11月にかけて英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向けて共同アピールを発表した。代表撮影(2021年 ロイター)
[バチカン市 4日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコと他の宗教指導者らが4日、11月にかけて英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向けて共同アピールを発表し、「前代未聞の生態系危機」から地球を救うために具体的な解決法を打ち出すよう呼び掛けた。
共同アピールは、ギリシャ正教を含むキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教、シーク教、仏教、儒教、道教、ゾロアスター教、ジャイナ教の指導者が「信仰と科学:COP26に向けて」と名付けて開催した会議でまとめられた。
フランシスコ教皇は「COP26は、前代未聞の生態系および価値観の危機に効果的に対応するための緊急招集だ。これを通して、将来の世代に具体的な希望を提示すべきだ」と述べた。
アピールはイタリアのディマイオ外相とCOP26のシャーマ議長に手渡された。
バチカン(ローマ教皇庁)とイタリア、英国が主催した会議に出席したシャーマ議長は「きょうここに集った宗教指導者は世界人口の4分の3を代表する。これは極めて大きな割合で、それゆえその声は極めて重要だ」と述べた。

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