米AMD、第3四半期は減収続く 南通富士通微電子との合弁発表

[15日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の第3・四半期(9月26日までの3カ月間)決算は、パソコン(PC)メーカーからのチップ需要が依然弱いことから、5四半期連続の減収となった。
売上高は前年同期比25.8%減の10億6000万ドル。
純損益は1億9700万ドル(1株当たり0.25ドル)の赤字。前年同期は1700万ドル(同0.02ドル)の黒字だった。
調整ベースの赤字幅は1株当たり0.17ドル。
トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト予想平均は、純損益が1株あたり0.12ドルの赤字、売上高が9億9590万ドルだった。
また、AMDは15日、中国の南通富士通微電子(通富微電)<002156.SZ>とともに、組み立てと検査で合弁事業を展開すると発表した。
通富微電がAMDのマレーシア・ペナン工場と中国・蘇州工場の株式85%を買収。この一環でAMDは約3億7100万ドルを受け取る。
AMDはこれらの工場で人員削減は予定していないとしている。
同社の株価は時間外取引で小幅に上昇した。

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