華為技術、12億ポンド規模の英国向け投資計画を発表へ=報道

[11日 ロイター] 中国の通信機器メーカー大手、華為技術は英国における事業拡大を目指し、12億ポンド(19億ドル)規模の投資計画を発表する方針だ。スカイニュースが伝えた。
華為技術は業界で世界2位。同社の事業拡大計画は、これまでに米国やオーストラリアでサイバー面における安全保障への懸念が浮上している。
スカイニュースによると、華為技術の直接投資額は6億ポンドにおよび、今後5年間で少なくとも700人の雇用を創出することを目指している。残りの6億ポンド規模の投資は調達活動を通じて生み出す見通しだ。
華為技術からは今のところコメントを得られていない。
英国政府はコメントを拒否した。
華為技術は任正非・最高経営責任者(CEO)が1987年に創業。任CEOが中国人民解放軍の出身であることから同社への懸念が取り沙汰されているが、同CEOは人民解放軍との密接な結び付きを否定し、自身は30年前に軍から解雇されたと強調している。
スカイニュースによると、英国への投資計画は任CEOの訪英と同時に発表される見込み。
華為技術は研究・開発部門など様々な分野で元政府当局者や業界の権威といった外国人幹部を積極的に採用している。

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