華為技術、ブラックベリーなどの買収検討していない=上級副社長

華為技術、ブラックベリーなどの買収検討していない=上級副社長
9月4日、華為技術の陳黎芳・上級副社長は、同社がスマートフォン市場でシェアを伸ばすためにカナダのブラックベリーなどの携帯電話会社を買収する意向はないと表明した。写真は1月、上海で撮影(2013年 ロイター/Carlos Barria)
[ロンドン 4日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の陳黎芳・上級副社長は、同社がスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)市場でシェアを伸ばすためにカナダのブラックベリーなどの携帯電話会社を買収する意向はないと表明した。
ロンドンで記者団に対し「(買収は)検討していない。当社自身を頼りにしたい」と述べた。米マイクロソフトがノキアの携帯電話事業を54億4000万ユーロで買収すると発表したことを受け、アナリストは、業績不振に悩むブラックベリーや台湾のスマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)<2498.TW>の身売りに関心を寄せている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が6月、コンシューマー・ビジネス・グループのリチャード・ユー最高経営責任者(CEO)の話として、ノキアの買収などのM&Aを検討する可能性があると述べたと報道。ファーウェイは報道の内容を否定、ノキアを買収する計画はないと表明したが、市場では動向が注目されるようになった。

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