S&P、英格付け見通しを「安定的」に引き上げ

S&P、英格付け見通しを「安定的」に引き上げ
米格付け会社S&Pグローバルは21日、英国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。堅調な経済パフォーマンスと今後2年間の財政赤字抑制を理由に挙げた。 (2023年 ロイター/Stefan Wermuth)
[21日 ロイター] - 米格付け会社S&Pグローバルは21日、英国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。
昨年9月にトラス政権下で公表された財源の手当てを欠く「ミニ予算」の大半を政府が見直すことを決めたため、財政見通しが改善したと説明した。
格付けは「AA/A─1+」を維持した。
S&Pは、英国内総生産(GDP)が今年0.5%縮小すると予想。その後は2024年から26年にかけて年平均1.6%拡大すると見込んでいる。
「英経済は今年、小幅に縮小すると予想しているが、短期的な経済下振れリスクは減少している」と説明した。

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