ECB、物価安定達成に向け緩和的金融政策が必要=総裁

ECB、物価安定達成には緩和的金融政策が必要=ドラギ総裁
 1月14日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、独紙ツァイトとのインタビューで、ユーロ圏の物価安定の達成には緩和的な金融政策が必要との認識を示した上で、理事会はこの責務達成を決意している、と述べた。写真は、ECBのドラギ総裁、2014年撮影(2015年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、独紙ツァイトとのインタビューで、ユーロ圏の物価安定の達成には緩和的な金融政策が必要との認識を示した上で、理事会はこの責務達成を決意していると述べた。
12月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で5年ぶりのマイナスに転じるなか、ECBがこれまで導入してきた刺激策では、ユーロ圏がデフレに陥るのを阻止するのに不十分、との見方が浮上している。
ドラギ総裁は、中期インフレ目標の「2%弱」の水準を達成するには「低金利を続け、緩和的な金融政策を目指す」必要があると述べた。
また、責務をどう達成するかについては理事会内でも意見の相違があるが「われわれには無限の可能性があるわけではない」と指摘した。
ECBは1月22日に開催予定の次回の理事会で、資産買い入れの対象を政府債に拡大し、量的緩和(QE)に踏み切る可能性がある。
*内容を追加しました

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